会員限定コラム
活動報告やスタッフ・少女たちの声を、会員限定コラムとしてお届けします。

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家に帰ることができなかった。
夜の街で声をかけてくるのは、買春者や性売買業者だけだった。
「いくら?」「泊まるとこないんでしょ?」そんな言葉ばかりをかけられていた15歳の私に、
Colaboのバスカフェで初めて「ごはん食べてる?」と声をかけてくれた人がいた。何も求めずに。
あれから数年、私は今、自分と同じような経験をした子たちに声をかける側になっている。
自分の経験は変えられない。でも、それを社会を変える力にすることはできる。

母の彼氏は、私に暴力を振るう人だった。
何度も児童相談所に行ったけれど、そのたびに家に帰された。
もう大人に頼っても意味がない——14歳の私はそう思っていた。
ある冬の夜、家を飛び出した。
行くあてもなく公園にいた私に、男の人が「どうしたの?」と声をかけてきた。事情を話すと、おにぎりを一つ買ってくれた。そのあと、家に連れていかれ、レイプされた。
自分のことを、ずっと汚いと思っていた。
Colaboで「あなたは悪くない」と言ってもらえた。同じような経験をしたお姉さんたちにも、出会えた。
自分の道を生きるお姉さんたちの姿を見て——私にもまだできることがある、未来を諦めなくていい。選択肢も、可能性もあるんだ。そう思えるようになった。


居場所がなく、生きるために性搾取や
性暴力に行きつく少女たち。
社会は、そんな彼女たちに
「自己責任」という言葉を
突きつけます。
でも、本当にそうでしょうか?
偏見や無理解、私たち社会が持つ
価値観、不十分な支援体制ー
この社会構造が少女たちから
選択肢を奪い、追い詰めています。
需要
巨大な性売買市場
日本では、少女や女性を性的に「買う」ことが「当たり前」になっています。歓楽街には性売買の店舗が並び、少女を商品化する「コンセプトカフェ」が公然と営業している。海外では人身売買として認識される行為が、日本では「商売」として社会に受け入れられています。

搾取
組織的・構造的な手法
夜の街やSNSを通して全国各地で、斡旋業者が少女や女性を性売買に誘導します。そのため、行き場がないとき、お金がないとき、生活に困ったとき、少女や女性たちに性売買業者が真っ先に近づくのです。これが個人の犯罪ではなく、組織的に行われているのです。

脆弱性
行き場のない
少女たちの背景
家庭での虐待、貧困、孤立。安全な居場所がない少女たちは、歓楽街に居場所を求めます。支援機関からは「不良少女」として扱われ、本来守られるべき子どもたちがサポートからこぼれ落ちています。トラウマを抱えた少女への理解も、日本の支援現場では大きく遅れています。

黙認
社会による
見てみぬ振り
需要・搾取のシステムを、日本社会は放置しています。警察に相談しても「自分で選んだのでは」と言われ、政治家は問題の存在すら認めない。性売買の実態について声を上げると、性搾取で利益を得ている組織から攻撃を受け、行政も支援から手を引く状況があります。そのため、実態が世に出ず、多くの人がこの問題に気づけずにいます。

この4つの要素は、
それぞれ独立した問題ではありません。
互いに結びつき、強め合いながら、
日本社会の中で
搾取を再生産し続けています。
Colaboの活動
夜の街には、行き場を失い、性搾取や性暴力の危険にさらされている少女たちがいます。私たちは街へ出て、少女たちと出会い、困ったときに思い浮かぶ顔になることを目指しています。
そして少女が自らの状況を変えたいと思ったとき、私たちは共に考え、共に歩みます。


伝える、社会を変える
暴力や搾取の実態や構造を伝え、
社会の在り方を変える
夜の街での
アウトリーチ・フリーカフェ

夜の街を歩き、少女たちに声をかけています。少女たちと路上で顔見知りになり、関係性をつくることに力を入れています。無料カフェでは、食事や生活用品を提供しています。
声掛け人数
22,117人2013年4月〜
2025年3月
フリーカフェ利用者
4,650人2018年10月〜
2025年3月
シェルター・相談・
就労支援

全国各地の少女たちからの相談に乗り、必要に応じて宿泊場所の提供や病院・公的機関などへ同行しています。
また、中長期シェルターの運営や生活支援・就労支援を通して、その先の生活も共につくっています。
相談者
10,958人2013年4月〜
2025年3月
シェルター利用者
7,158件2013年4月〜
2025年3月
ピアサポートグループ

Colaboとつながった少女たちによるグループ。自身の経験から大人・社会に伝えたいことを言葉にしたり、合宿や季節のイベントなどを通して、支え合いの関係性を築いています。
活動回数
1,341回2014年4月〜
2025年3月
実態調査・政策提言

少女たちが搾取される社会の構造そのものを問い、変えていくための活動です。現場の声をもとに実態を調査し、政策提言や社会への発信を続けています。
実績
Value
Colaboの活動は、当事者たちが主体となり続けてきました。
当事者たちが、自らの経験から必要なことを自分たちで形にしてきました。
出会う少女たちを保護の対象と見るのではなく、ともに現状を変えていくことを大切にしています。

今夜泊まる場所がない、お金がない、知らない男のもとへ向かおうとしている。明日では遅い場面があります。児童相談所などの公的機関では、日中の相談を基本としていたり、利用条件などがあり、すぐに対応されないことがよくあります。
制度や議論が追いついてくるのを待てない。私たちはその場で一緒に考え、動きます。

研修やメディア発信、シンポジウムなどを通して性搾取の実態や構造を伝え、行政や議員への政策提言もしています。問題意識を持つ人が増え、その声が大きくなっていくことで構造・現状は変えられます。
私たちは、少女たちや賛同者のみなさんと、ともに声を上げ続けます。

Colaboと共に歩む少女たちの声
母の彼氏の暴力がひどく、頼れる大人もいなくて、どこにも居場所はありませんでした。「自分なんか。死にたい、消えたい。」ってずっと思いながら生きてきました。
当時中学3年生だった私はColaboと出会いました。みんなでご飯を食べたり話したり、笑うことや泣くことを思い出させるような、第二の家のような場所ができたように思えました。誰かにひどいことを言ったり、傷つけるようなことを言ったりして自分を守ってきた自分に、それがダメなことってちゃんと教えてくれました。
Colaboに出会ってからは、自分は生きてていいんだ、傷つかなくていいんだ、そう思えるようになりました。
居場所がなく苦しい思いをする子、自分で命を絶ってしまう子たちが1人でも減るように、性搾取されなくてよい社会をつくれるように、これからも声をあげていこうと思います。
るいさん
私はずっと施設で暮らしてきました。あるとき、「自分のことを話さないなら、私たちの言うことを聞けないなら、ここにはいられない」と言われ、最終的に施設を追い出されることになりました。
その後、生活をしていくために温泉宿で働いていたとき、コンパニオンの衣装を着せられ、男性の相手をさせられました。
職場を変えたいと思っても行くところがなく、仕事も辞めたら家もなくなってしまう状況でした。そんなとき、友だちから聞いて、Colaboとつながりました。
Colaboのシェルターで住み始めたときも、私たちをかわいそうな存在とかダメな子、管理の対象として見てるんだろうと思っていました。施設ではそれが当たり前だったから。でも、Colaboは違って、スタッフと女の子は上下の関係ではなく、私の話もいろんな背景や痛みを想像して、聞いてくれる人がいました。
Colaboに来る前は、自分の発言や感情を深く考えなかったし、真剣な話やこれからのことを考えるときも都合よくふざけていたけど、Colaboに来てから広くいろいろなことを考えるようになって、自分の気持ちがわかったり、おかしいことはおかしいと言うようになりました。
はなさん


Vision
少女たちが暴力や搾取に行きつかず自分の人生を歩める、
そんな社会を実現しなければなりません。
私たちは少女たちと、そして市民のみなさんと共に、社会を構成する一員として、
搾取や暴力の構造を問い、変えていきたいと考えています。

代表理事
仁藤 夢乃
私も10代の頃、家が安心して過ごせず、路上をさまよう生活を送りました。
声をかけてくるのは、性搾取を目的とした人ばかり。ビルの屋上に段ボールを敷いて寝たこともありました。
頼れる大人とのつながりを持たない少女たちが、その日の宿や食事を手に入れるために、性を「買われる」しかない現実を変えたいと、Colaboを立ち上げました。
今でも、その現実は変わっていません。
今夜泊まる場所がない、食べるものがない、
暴力から逃れる行き場がない、妊娠した――
そんな場面に、私たちは何度も向き合ってきました。
安心して眠り、食べ、学び、自分の人生を歩む権利があるはずの少女たちが、
大人社会の無理解によって、危険に追いやられています。
私たちは現場で出会い、できる限りのことをしたいと活動を続けていますが、すべての少女たちに手を差し伸べられているわけではありません。
今この瞬間にも、支援につながらないまま、危険な状況にある少女たちがいます。
この状況は、個人の問題ではなく、社会の構造の中で生まれています。
今夜安心して眠れる場所をつくること、
痛みを分かち合い、支え合う関係性をつくること―――
それらに加え、この現実そのものを変えていく必要があります。
そのために欠かせないのが、
継続して動き続けられる基盤です。
こうした活動を続ける中で、デマや誹謗中傷、制度の後退などにより、支援が困難になる状況も生まれています。
活動は市民の方のご寄付に支えていただいていますが、経済的には厳しい状況です。
ご寄付は、単なる資金ではなく、
「見て見ぬふりをしない」という意思の表明であり、
目の前の命や人生を支える力になります。
今この瞬間にも、あなたの具体的な支援を必要としている少女たちがいます。
その一歩に、あなたも加わっていただけないでしょうか。
安定して活動を継続するため、緊急的な動きを行うため、社会に連帯を示すため、
サポーター会員が必要です。気になる項目は、クリックをして詳細をご確認ください。


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サポーター会員として参加いただく意義
少女たちと真に必要な関わりを続けるため

少女たちにとって必要なのは、その場かぎりの助けではなく、つながり続けられる関係性です。
少女たちが抱える問題は、すぐに解決できるものではありません。だからこそ、長い時間をかけて喜びや苦しみを分かち合い、泣き、笑い、怒りながら、彼女たちと共に歩む存在であり続けます。
そのような活動を続けていくためにも、継続的な経済基盤が必要になります。
サポーター会員として参加いただく意義
制度や政治情勢に流されず緊急的な動きをするため

社会の構造を変えようとするとき、既得権益を持つ人たちからの反発に行政が萎縮することがあります。
活動を安定して続けるためにも、排外主義の高まりや政治状況に振り回されない基盤を構築する必要があります。
また、制度外の緊急的な取り組みや法改正等に対する即時の記者会見や国会への働きかけをおこなうためにも、皆さまからのご寄付を活用させていただきます。
サポーター会員として参加いただく意義
構造を変えるために闘う連帯を社会に示すため

日本に根付く性搾取・性暴力の構造を変えるには、「この問題はおかしい」と思う人々がいる、と社会に示し続けることが必要です。社会を変えようと動くとき、同じ問題意識を持つ人がどれだけいるかが問われることも事実です。サポーター会員の人数は、「この問題を変えたい」と意思表示する人の数になります。

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活動報告書の送付
年に1度、前年度の活動についてまとめた報告書をお届けします。

メールマガジンの送付
月に1回程度、日々の活動を報告する会員限定のメールマガジンをお届けします。

研修参加費の割引
夜の街歩きスタディツアー(1,000円引き)・支援者養成研修(10,000円引き)
| 名称 | 一般社団法人Colabo |
|---|---|
| 代表者 | 仁藤夢乃 |
| 活動開始・設立 |
2011年5月1日 任意団体として活動を開始 |
| 役員 | 代表理事 仁藤夢乃 副代表理事 稲葉 隆久 理事 齋藤 百合子(大学教授) 理事 田中 優子(法政大学名誉教授 元総長) 理事 角田 由紀子(弁護士) 理事 細金 和子(婦人保護施設慈愛寮 元施設長) 監事 岸本 英嗣(弁護士) |
NHK/TBS/日本テレビ/朝日新聞/読売新聞/毎日新聞/共同通信/時事通信など多数
Forbes Under30 Asia 2019
社会起業家部門/社会デザイン学会「社会デザイン奨励賞」など
厚労省「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」構成員など
利用できる決済方法を教えてください。
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubのクレジットカードと、Google Pay、Apple Payの電子決済をご利用いただけます。
クレジットカード情報は安全に取り扱われますか?
はい、ご入力いただくカード情報は、当団体のサーバーを一切経由せずに、安全に決済システムに送信されます。
領収書は発行されますか?
ご希望の方には、PDFの領収書をメールでお送りいたします。
なお、Colaboは非営利型の一般社団法人です。寄附金控除の対象とはなりません。
法人のサポーター会員として寄付することはできますか?
はい、法人のサポーター会員として寄付いただけます。
毎月の寄付額を増額することはできますか?
はい、増額いただくことが可能です。お問い合わせフォームより必要事項をご連絡ください。
変更手続きを完了次第、お申し込み時に入力いただいたメールアドレスまでご連絡いたします。
◆お問い合わせフォーム:https://colabo-official.net/contact.html
支援を停止する場合はどうすればいいですか?
寄付金額の変更や停止はいつでも可能です。下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
◆お問い合わせフォーム:https://colabo-official.net/contact.html