活動レポート
Tsubomi Cafe

バスカフェは、性売買業者らに脅され、売春強要などの被害に遭っている少女の逃げ場になっています。
10/8の報告動画 https://youtu.be/vJ4OCrP2KpI
今日も新宿・歌舞伎町の街では観光客が多く、人ごみの中で少女たちと繋がるために、声かけチームが活動しました。
今日は、子ども用品をたくさん寄付してくださった方がいたので、必要な女性たちに渡せるように、子育て経験のあるボランティアさんたちが、サイズの仕分けを行ってくださいました。
バスカフェでは、DV彼氏と別れたいがどうしたらいいかという相談や、ひと月ほど前に役所に同行して入院した女性が、その後また、性売買業者らに脅され、売春強要などの被害に遭って逃げてくるということがありました。
生活を変えたいと思っても、信じていた友達に裏切られることがあったり、性売買業者と繋がる人たちが様々な手口で少女たちを信じさせて誘い出し、囲って性搾取するということもよくあります。
一度公的制度支援につないだり、安全が確保できても、その生活が崩れてしまうことはよくあることなので、また繋がることができてよかったです。
そういう状況のなかで、スマホが壊されたり取り上げられるなどして、連絡が取れなくなることもあるため、バスカフェの活動を継続し、いつも私たちが同じところにいることで、「今日いるかな?」と思って少女たちが様子を見に来たり、何かあったときに駆け込むことができる場になっています。
10代のころにバスカフェを利用していた女性が、その後、生活に困ったときに相談に来ることもあり、頼れる場所の1つとして思い出してもらえる関係を作れるようにこれからも努力していきたいです。
街なかでは、私たちが少女たちへのアウトリーチの活動をしていると、
性売買業者や買春者などの男性たちから妨害や、冷やかし、動画撮影や付きまといなどの被害に遭うことが続いています。
この日も、半グレ組織に囲われていて、見張りの目があるのでバスカフェまで行けないという少女と繋がりました。彼らの目を盗んで食べ物を渡すこともあります。
困っている少女たちが性を買われる現状を変えていきたいです。少女たちが体を売らなくても生活できるような選択肢のある社会にしていかなければなりません。
先日、日本サッカー協会の委員長(50代男性)が、フランスに向かう飛行機のなかで、10歳ほどの少女を性的に描いた児童ポルノを見ていたことにより、フランスで逮捕されました。
逮捕された男性は「これは芸術作品であり、人工知能によって生成された写真だ」と主張していましたが、刑事裁判で、児童ポルノの輸入および所持の罪で執行猶予付きの禁錮刑が言い渡され、約88万円の罰金と、今後10年間のフランスへの再入国の禁止と、未成年者に関わる職務への従事の禁止が命じられました。
日本だったら、電車の中でもバスの中でも、家の中でも、どこでも児童ポルノを見ている人がいて、彼らはそれについて虐待への加担や犯罪を行っているという認識もありません。たとえそれがAIによる生成画像であったとしても、海外では「一発アウト」ということが当たり前であり、日本もそのような人権意識を持った国にならなければならないと改めて思います。
「これは芸術作品だ」という加害者の主張も日本ではよくあることです。
日本では、少女を性搾取するようなゲームやポルノを消費して楽しむ人たちが「自分たちは現実の少女を傷つけてはいない」ということがありますが、人権尊重が基本とされている国ではそんな主張は通らないのです。
日本で暮らしていると、子ども時代からそのようなポルノに触れているため、麻痺してしまい、「そのくらい誰でも見るでしょう」「男だったらしょうがない」と思うようになってしまっている人が多いと思います。
自分たちに内面化された問題を自覚して、女性や子どもの人権が守られる社会に変えていくために声を上げていかなければなりません。
少女や女性に対する性虐待を動画やゲームなどですることが堂々とできてしまう社会では、現実でも、少女や女性の人権がないがしろにされたり、性的に消費されることが問題視されない社会であるので、そうした部分も変えていきたいと思っています。
私たちの活動は、みなさまからのご寄付に支えられています。今年度は昨年度より1千万円ご寄付が減少しています。寄付で性売買のない社会の実現に向けた活動へ参加をお願いします。














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