若年女性支援者養成講座

講座について

目的	①若年女性の置かれている現状への理解を深め、 ②虐待や性暴力被害の影響や、性搾取を生み出す社会構造について学び、公的制度・法律などの知識を得て、 ③当事者主体の支援のあり方について学び合い、若年女性支援に取り組む活動者を増やすこと
対象	若年女性を支える活動をしている方、これから始めたいと考えている方
内容	若年女性に関わる活動を続けてきた講師たちが、それぞれの専門性を活かしてお話しします。１日目・少女たちの置かれた状況を理解する２日目・女性に対する暴力とトラウマの影響３日目・実際の活動の際の具体的な注意点４日目・性搾取の実態を知り、構造的な暴力を理解する
講師	角田　由紀子（弁護士）松本　俊彦（精神科医）中島　幸子/西山　さつき（NPO法人レジリエンス代表）木村　一優（児童精神科医）仲　真紀子（北海道大学名誉教授）細金　和子（婦人保護施設慈愛寮元施設長）性売買経験当事者ネットワーク灯火仁藤　夢乃（Colabo代表）

受講者の声

支援職　Oさん

日本全体の歴史、法律、それとともに内面化されてきた性売買への意識という広い視点でのお話から発達障害・トラウマ・解離の個人を知る視点で、広い視点でのお話を先に聞いていたことで特にトラウマ・解離については点と点が繋がるように理解が深まりました。
グループワークはみなさんとの距離が近くなれて、より他のメンバーの視点や考え方も知れました。

精神保健福祉士　Iさん

4日間、非常に濃い内容の講座をありがとうございました。個人的には参加者が女性ばかりだったのがとてもよくて、グループワークでも安心して話せました。講師の方から情報以外にも非常に熱い思いや憤りも伝わってきてその熱が伝染していくような感覚がありました。

医療ソーシャルワーカー　　Kさん

普段一人で考えていること、ごく限られた人としか共有できない考えを安心して語り合える人にたくさん会えたことがとっても嬉しかったです。女性に関わる問題について考えるとき、私はいつも、「誰も頼りにはできない、一人で何とかしなければいけない」という思いを抱えていたようです。孤独の中でどう行動していくか、あるいはどうにかして繋がりを求めていくか、これから考えていきたいと思います。

医療従事者　　Mさん

若年女性をとりまく現状を、こんなにも多角的に学べて、受講して良かったととても思います。受講前は、ぼんやりと若年女性への取り組みがしたいな、くらいに思っていましたが、講義を通して『女性が性搾取されない社会にする』ことが私の生涯の目標になりました。

NPO職員　　Iさん

この社会で人権ということがいかにないがしろにされてきているかを痛感しました。
この講座で聞かなければ、現実や色々な権利を知らないままで、無知や無言という形で社会の構造を肯定してしまう側のまま若い人と関わっていくことに今後もなっていた、そのことも「支援の暴力性」だなと思いました。

女性福祉相談員　Aさん

この講座を受けてとても勉強になりました。日々の業務に取り入れる事が出来ると思いました。法律、人権などわかりやすく詳細に説明して頂きありがとうございました。事例もあげての説明は大変ありがたいです。法律の解釈が頭に入りやすかったです。
社会での女性の立場はまだまだ低いし理解されてない。女性というだけで失う物があり過ぎます。社会を変えたい。その想いを強く感じた講座でした。受講できた事を感謝します。ありがとうございました。

医療ソーシャルワーカー　　Kさん

製薬会社勤務　Uさん

女性支援という課題に対し、色々な視点（医学、心理学、法律、行政など）から知識をインプットすることができ、大変勉強になりました。また、当事者の声を聞く機会も用意していただき、若年女性がどれだけ過酷な状況に置かれているかということも衝撃を受けました。今回の講座で学んだだけで満足せず、今後も勉強を続けたいです。
また、支援職ではない自分が何ができるかを知りたい、考えたいというのが今回の講座に参加した動機でしたが、その答えが見つかったように思います。やれることは山ほどあるなと感じました。今後も連帯していきたいなと思いました。

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