プライバシーポリシー

夜の街歩き
スタディツアー

夜の街を歩き、現状を理解する

実際に街を歩き、少女がどのように過ごしているのか、どのような危険があるのかをお伝えしています。

活動の背景

少女たちがおかれた危険を、知らない大人たち

家庭や学校など、身近な場所に居場所を失った少女たちが、行き場を求めて夜の街をさまよっています。そうした少女たちに、買春者や性搾取への斡旋業者が声をかけ、近づいてきます。多くの少女たちが支援につながる前に性搾取の危険に取り込まれ、深刻な被害を受けている現実があります。少女たちの置かれた現状を大人たちが知らない、実感がないことがこうした状況を維持させています。

解決のための取り組み

少女たちの目線で、街を歩くことで見えるもの

夜の繁華街を歩き、身近にありながら大人たちの目には見えにくい現状を解説します。
目で見て肌で感じていただき、普段の生活の中では気づきにくい、少女を取り巻く現状を知っていただくことができます。

ツアー概要

対象

学校教員や行政、福祉、医療関係者、青少年支援に関わる方などを対象としています。
ご自身の学びを深め、今後の支援に活かしていただける方の参加を受け入れております。

内容

子どもたちの目線で街を歩き、どのような危険があるか体感しながら学ぶ研修ツアーです。
街を歩いた後、研修を行い現状を解説します。

所要時間 約2時間半
参加費 (一般)7700円 
(サポーター会員)6600円
ぜひ、会員になって活動を支えて下さい。
開催日 開催日は、参加者にのみご案内します。
参加をご希望の方は、以下フォームよりご連絡ください。
注意事項 作品制作や研究論文、記事作成を目的とした参加はご遠慮いただいております。定員がございますので、若年女性支援に携わっている方を優先させていただきます。
参加者の方全員に、身分証の提示をお願いしております。

団体申し込みについて

一緒に活動する仲間と、共に学ぶ

街歩きは「ご依頼型」の研修ツアーとしても開催しています。8人以上の参加でご希望のお日にちでお受けいたします。グループでの参加をご希望の方も、以下フォームよりご連絡ください。

ご連絡フォーム

夜の街歩きスタディツアーをご希望の方は以下のフォームからお問い合わせください。

これまでの実績

開催数

204

参加者数

1,693

2014年4月〜2025年3月

参加者の声

子ども支援団体職員 女性 Kさん

今まで通っていた場所が、全く違って見えるようになりました。

少しは知っているつもりで参加しましたが、いつも普通に歩いている街が、少女の目からは違う姿をしていたことがわかった。「見ていたのに見えていなかった」自分に気づけたことが一番大きい。街を歩いた後、詳しい解説の時間があり、理解や議論を深めることができてよかった。

女子中学高等学校教員 女性 Mさん

家庭や学校では見えない、子どもたちの姿がありました。

ほんの少し視点を変えただけで、危険な光景が見えてくることに驚愕しました。街で出会った少女と実際に話しを交わしたことは一生忘れられない経験になりました。今まで気がつかなかったことに情けなく、教育者として恥ずかしく思いました。無知とは恐ろしいです。今回を機に、どんなに些細なことでも、SOSを見逃さない感覚を研ぎ澄ませて、行動していきます。自分=「伴走者」である事を意識して、生徒に寄り添うことを優先に、問題を共に解決できる関係性を築いていきたいです。

弁護士 男性 Iさん

繁華街の道端にあるコインロッカー。ここに着替えを置き、家に帰らず過ごす少女が確かにいることを、何よりも雄弁に物語っていました。

これまで弁護士として、補導・逮捕され少年審判を受けることになった少年にはかかわる機会がありましたが、保護未満の段階でできることはないかと参加しました。こうして街を歩いたのは初めてで、自分がいかにものが見えていないかということが分かりました。少年少女の背景を想像し、仕事に活かしていきたいです。

大学生 男性 Hさん

抽象的だった「夜の街の少女たち」の問題を、自分の肌で捉えられる機会。

今まで、ただの雑踏、人の波としか見えていなかった景色でしたが、ひとりひとりの表情が少しだけ分かるようになりました。自分でも夜の街をもう一度歩いて、より多くのことに気づけたらいいなと思います。そして、日常においても、子どもたちに声をかけられるようにしたいです。

大学生 女性 Sさん

当時の自分を、少し受け入れられたような気がします。

正直、今までは危険に足を踏み入れる女の子の方に責任があるのではないかと感じていました。私自身、高校の頃家庭にも学校にも居場所をなくし、ネットで知り合った人と自発的に遊んだりした経験があったからです。でも、スタッフの方が「中高生に責任はない。悪いのは大人だ」と断言していらっしゃるのを聞いて、当時の自分を少し受け入れられたような気がします。

JICA職員 男性 Oさん

背景にある行き場のない状況を知りました。

JICAのASEAN人身取引対策関係者のセミナーの一環として参加させていただきました。ツアー参加前の自分を含め、多くの大人は危険な仕事をする女の子は携帯や洋服を買うお金欲しさにやっていると思い込んでいるので、その背景にある家庭や学校で行き場のない状況や、そこにつけ込む手口について知れてよかった。自分自身、男として買う側の男の問題にもっと取り組まないといけないと思いました。

医師・大学教授 男性 Sさん

教育カリキュラムでは学べない。世の中を見る眼がガラリと変わりました。

私は大学で医学系の教育に携わっており、学生さんにこのような社会問題を知ってほしいと思いました。なぜなら、今の教育カリキュラムには、こうした社会的な問題を学ぶ機会がほとんどないからです。このツアーに一度参加すると、世の中を見る眼がガラリと変わってしまうと思います。教育学ではこのような学習を「変容的学習」と呼びますが、まさに変容が起きる(起きた)と感じました。同時に今の自分にできることは何だろうと強く考えさせられました。

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