私は0歳からコラボに来る前までずっと施設で暮らしてきました。
18歳で施設を出たあと、自立援助ホームに入り専門学校に通いましたが、職員の望む姿じゃなかったり、自分のことを話さないならここにはいれない。自立のための場所で私たちの言うことを聞けない人はここにはいれないと言われました。勢いで、それなら出て行きますと言いました。お腹がすいて決まった時間以外にご飯を食べた時は卑しいと言われたし家のルールの人も合わなかったので施設を出て行くところを考えましたが、どこにもいるところはなかったので、やっぱり施設にいさせてもらうしかないと思いお願いをしました。でも、施設の人から、もう児童相談所と話がついたからと言われ、施設を追い出されました。私は専門学校を辞めることになりました。
生活をして行くためには寮付きの仕事を探すしかなく、転々としていました。温泉宿で働いていた時、宴会にコンパニオンが足りないからと、コンパニオンの衣装を着せられ、若い子だからと男性の相手をさせられました。ニコニコしてお酌をすることを求められました。賄いはなかったので貯金の為にお客さんたちの残した食事を宴会の後は食べていました。(お金はあったけど貯金がないと不安だったから使わなかった。)
職場を変えたいと思っても行くところがなく、仕事を辞めたら家もなくなってしまう状況だったので動くにも動けず、生活していた時に、友達からコラボを聞いて、コラボに繋がりました。
Colaboは、くる前に想像していた「支援団体」や「施設」とは違っていて、スタッフと女の子たちが上下の関係ではなく、スタッフのことも女の子たちが助けることもあるし、拠点では大人が調理したものを提供されるというようなこととは違って、みんながごはんを一緒につくっていたり、ソファで寝ていたり、自由に過ごしていました。
今まで出会ってきた施設や大人とは違ったので初めは戸惑いました。
でも、本当に?って思ったし、どうせ、今までの施設のように私たちのことをみてるのではないか、Colaboの人も私たちのことを疑ったりかわいそうな存在とか、ダメな子として管理の対象としてみてるんだろうなとか、思っていて、シェアハウスでも監視カメラと盗聴器を探して疑っていました。部屋も私が居ない時に大人は見に来てると思っていました。施設ではそれが当たり前だったからです。
でも、Colaboに住み続けていて、そんなことはありませんでした。
Colaboでは、あなたはこうでしょとか、こうしなさいと決めつけられないところや、他と比べたりや、大人が気に入った子だけ特別扱いしたりすることがないところが違いました。
コラボでは私の話も色んな背景や痛みを想像をして、聞いてくれる人がいました。