プライバシーポリシー

緊急時の
保護・宿泊支援

体を休め、落ち着いて考えられる場所を

安心して過ごせる場所がない少女が、過ごすことができ、再スタートを切るきっかけの場に。

活動の背景

「家に帰れないとき、泊めてくれるのは男の人だけでした」

安心して眠れる場所がないとき、困るのは、泊まれるところがないこと。 ある中学生が、「家にいられないとき、声をかけてくるのは体目的の男の人だけだった。 そういう人しか自分に関心を持たないと思っていたし、頼れるのはそういう人だけだった」と言いました。

解決のための取り組み

日本で初めて、夜間でも少女が自ら駆け込めるシェルターを開設

2011年の団体設立時から、行き場を失った少女たちを代表仁藤の自宅に泊めていましたが、もっと気軽に立ち寄れて、少女たちが自由に過ごせる場所を作ろうと寄付を募り、2015年夏にシェルターを開設することができました。

活動内容

一時シェルター

「今の状況を変えたい」と思っている人のほか、公的な保護につながることを嫌がりながらも「今日は安心して過ごせる場所がない」という人や、家出し見知らぬ人の家を転々とする生活を続けながらも「ちょっと休みたい」という人も使える場所として運営しています。

ちょっと休息、気軽な利用も

虐待や性暴力被害等からの緊急的な保護だけでなく、「今日は母親の彼氏が来るから家にいられない」「自宅の電気やガスが止められている間だけ泊めてほしい」「試験期間だけ泊まって朝起こしてほしい」「家ではゆっくり眠れないから仮眠したい」などの利用もOKとしています。宿泊以外にも、日中のんびりするのに使ったり、パソコンや宿題をしにきたり、キッチンやお風呂や洗濯機の利用も自由にできるようになっています。

体を休め、「これから」を一緒に考える

必要に応じて、弁護士などと連携し、少女たちが安心・安全な場所で生活できるように一緒に考えます。これまで利用した人の中には、里親のもとで生活をはじめたり、児童福祉施設に入所したり、一人暮らしを始めるなどしている人がいます。

しかし、現状の公的制度の中では安定した生活を手に入れられずにいる人も多く、2016年度から、中長期シェルターとして、10代後半~20代前半の女性のためのシェアハウスを、2021年度には長期的に暮らせるアパートの運営を始めました。

大切にしていること

出戻り歓迎

シェルターを出て、新たな生活が始まってからも、仕事や学校、恋愛、健康状態など、様々な状況の変化によって、再度家をなくしたり、困窮することはよくあることです。そんなとき、私たちはいつでも戻ってきてほしいと思っています。

「戻れる場所があると思えるだけで、頑張れる」と話す少女たちもいます。10年以上の関わりとなる女性も多く、そうした女性たちと、新たにつながった少女たちとの交流も盛んです。

これまでの実績

一時シェルター日中利用

3,730

一時保護/宿泊

408/3,428

2014年4月〜2025年3月

少女たちの声

私は、Colaboに出会う前、家での虐待から逃げるように、周りの大人に癒しを求めて生きていました。でも、そこで待っていたのは癒しではなく、性的にも精神的にも搾取される日々でした。外で傷ついても、家で癒されることはなく、さらに別の大人に癒しを求めて、また傷つけられる──そのループの中で、ずっとこの状況を一緒に変えてくれる大人を求めていたんだと思います。

 

Colaboに保護されてから、生活は一変しました。虐待されていた家を出ることができて、初めて自分の置かれていた状況を「外側」から見ることができました。「自分がどのように傷つけられてきたのか」「なぜそれが起きたのか」ということを、構造として理解できるようになったのです。

 

それはとても大きな変化でした。

 

家を出てから年単位の時間をかけて、ようやく加害者との関係を断ち切ることができ、「安心できる環境」で生きられるようになりました。そして私は、ようやくトラウマによる精神的な傷を治療するスタートラインに立つことができました。

 

私が家出してホームレスになった時、私を助けてくれたのはColaboでした。ゆめのさんはお金もなく泊まるところもなかった私にご飯やホテルを提供し、私の今までの経緯を真摯に聞いてくれました。Colaboの事務所でゆめのさんから「今まで辛かったね。もう心配しなくていいんだよ」と優しく話しかけられ、初めて大人からちゃんと話を聞いてもらえたことに思わず泣いてしまったことを覚えています。その後ゆめのさんは私を区役所に繋げてくれ、私を社会に繋げてくれました。

今私は大学に行くためアルバイトをしていますが、ゆめのさんに出会わなかったら、Colaboというセーフティネットがなかったら、私はきっと危ない道に進んでいたと思います。

私はColaboに会えたこと、区役所が私の味方になってくれたこと、その全てに感謝しながら日々を過ごしていたのですが、先日Twitterでゆめのさんがデマで叩かれていたのを見てすごく悲しく思いました。

Colaboを叩く人は多分私のような存在の人が本当にいるということを知らないのだと思います。本当の弱者は声を上げることなく消えていきます。私も何度も自殺を考えました。

その私にも救いの手を差し伸べてくれる存在なのに、デマを流され、毎日のように攻撃され、活動しにくい環境にされるというのはゆめのさん達が傷つくだけでなく、社会的弱者にあたる人達を間接的に苦しめていると思います。

今まで実情をよく知らなかった方には、Colaboが私たちのような人の支えにどれだけなっているかよく知ってもらいたいです。

バスカフェでは少女のプライバシーを守るために仕切りがされ、外からは見えないですがご飯や物資を貰うたくさんの少女がいます。

実際私もその一人でした。

外からは見えないけれど、ゆめのさんのような人のおかげで救われた命がたくさんあると思います。 

私は家に帰れなくて外で過ごしてた時、Colaboに声をかけてもらいました。バスカフェに行った後、シェルターに泊まって今は一人暮らししています。
外にいたとき、他に声をかけてきたのは男の人と、お店(風俗店)の人だけでした。
今も家出したり、暴力から逃げてる子達はたくさんいて、逃げた先でも性暴力に遭っている子たちがたくさんいて、なかには14歳とかの子もいます。
そんななかで助けてくれて、救ってくれるColaboがなくなったらその子達を野放しにしちゃうし、これ以上私たちと同じ想いをしたり、そんな辛い生活してほしくないなって思います。

Colaboは私が生きていける家、家族を客観的にみれる機会をくれた。動いてくれたのは夢乃ちゃん達だったし、無力の中学生を施設ではなく、里子にしてもらえて、中学を変えることなく卒業できたのもColaboのおかげ。親よりも家族みたいに接してくれていて、今私が生きているのはColaboのおかげだと思う。Colaboが無くなったら困る子は沢山います。

私はColaboやバスの存在を知った時こんな所が欲しかった!って思ったし見つけた時は嬉しかった。

Colaboは行政に繋がれなかった少女や性搾取の中で生きる少女と繋がっています。

私たちはいつも街で「いくら?」「ホテル行こうよ」と声をかけられています。

Colaboはそういう子たちに安全に過ごせる場所をつくってくれます。

私も、どんな人にも寄り添える人でありたいと思うようになりました。

Colaboの活動には意味があるし私も沢山支えられています。本当に。これからも頑張ろうと思います。

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