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被災地支援活動

被災した少女たちに、必要な物と関わりを届ける

災害時にも置き去りにされがちな少女や女性たちに必要な物品を届け、

女性同士がつながり、ほっと一息つける時間や、痛みを分かち合ったり、励ましあったりできる関係性を築いています。

非常時に深刻化する子ども・女性への暴力

非常時には日常の差別が顕著になります。特に若い女性の困難やニーズはないものとされ、過去の災害でも、性被害を地元の関係では話せなかったり、困窮した状況に付け込み業者が女性を性売買に誘導したりすることも起きました。

取り組み

必要な物品を届け、気にかけている存在がいることを知らせる

物品を提供しながら、被災した女性たちの声を聴き、個別のニーズに対応しながら関係性を築いていきます。
性搾取の被害に遭う前に、「困ったときは、Colaboがいる」と思ってもらえるように声をかけ続けます。
これまで、東日本大震災後の宮城県石巻市・女川町、熊本地震の被災地・益城町、能登半島地震の被災地の石川県輪島市・珠洲市・能登町・穴水町・富山県氷見市などで、被災した少女たちとつながる活動を続けてきました。

活動内容

避難所での少女への声かけ

被災地に駆けつけ、少女や若年女性を探して避難所や地域を周り、一人ひとりと繋がります。

今困っていることや必要なものがないかを確認し、避難生活における若年女性が直面する困難、個別のニーズに対応していきます。

女性支援の視点を持っている私たちだからこその気づきと、現状に合わせた即時的で柔軟な対応が強みです。

生活に必要なものを届ける

災害時、被災地では、少女や女性に必要な物品や、着たいと思える衣類や靴が圧倒的に不足します。避難所で男性リーダーが、生理用品を女性に1人1枚ずつ配布したケースもありました。女性のニーズは後回しにされ、鏡やポーチ、ハンドクリームや化粧水、リップクリームなど、生活に必要な物品もぜいたく品扱いされるなど、手に入らない状況が続きます。私たちは、少女や女性たちが普段の生活で使っている日用品を届けます。

学校・町なかで少女向けのカフェをひらく

被災地域の学校や、町なかで、地元の方の協力のもと、10代女性向けの無料カフェを開催します。普段、新宿で行っているTsubomiCafe同様、ピンクのバスいっぱいに物品を詰め込んで運びます。カフェでは少女たちが自由に過ごし、必要なものをもらったり、友達と一緒にお菓子を食べながらおしゃべりしたりすることができます。少女たちが、家や学校では言えない悩みや気持ちを打ち明けてくれることもあります。

女性のお茶会

被災地の若年女性や、中高生の親世代の女性たちを中心に、女性のお茶会を開催します。被災後も、仕事や家事や育児に忙しく、ほっと一息つく時間のない女性たちが顔を合わせ、震災後の生活や、悩み、大変だったことや怒り、悲しみを共有し、励ましあう時間になっています。

大切にしていること

好きなものを、自分で選ぶ

震災後、避難所や学校では、全員に同じものが配られたり、必要最低限のデザインや品質のものが大量に届くことがよくあります。私たちは、普段の活動同様に「自分の好きなものを選べる」ことを大切にしています。

様々なデザインやサイズ、色合いの物品を持っていき、欲しいものを選んでもらうことを大切にしています。

女性同士でつながり、一緒に活動する

私たちは、被災した女性たちに「してあげる」のではななく、痛みを分かち合い、共に活動する関係を築きたいと考えています。何度も通ううちに、地元の少女や女性たちが活動を「手伝って」くれるようになり、やがて、一緒に活動する仲間になっていきます。地元の女性同士がつながり、痛みを分かち合ったり、支えあいの関係性のきっかけの場になればとも思っています。

現状を言葉にし、変える力にする

少女や女性たちの声を聴き、被災地で女性がおかれる状況を社会に発信します。災害時に女性がおかれる状況を改善するための政策提言を行うとともに、日常のなかにある性差別や社会構造にも目を向け、被災地の少女や女性たちとともに言葉にし、問題を伝えます。

能登半島地震被災地支援実績

能登での活動回数(各回1週間程度)

9

活動した避難所学校・施設等

67箇所

無料カフェ・物品提供回数

150

物品を届けた人数

3,301

2024年2月~2025年3月

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