プライバシーポリシー

Tsubomi
Cafe

夜の街に、少女たちが安心して過ごせる場所を

夜の繁華街で開催している、10代女性無料のバスカフェ。

私たちがいつもここにいることで、搾取や暴力から逃れるために駆け込んだり、一息つくことができる場所があることを少女たちに伝え続けます。

活動の背景

夜の街で危険に
取り込まれる少女たち

家庭や学校など、身近な場所に居場所を失った少女たちが、行き場を求めて夜の街をさまよっています。そうした少女たちに、買春者や性搾取への斡旋業者が声をかけ、近づいてきます。多くの少女たちが支援につながる前に性搾取の危険に取り込まれ、深刻な被害を受けている現実があります。

モデルとなった取り組み

韓国の繁華街に停まる、バス拠点式のケアスペース

Tsubomi Cafeの原型となったのは、韓国の支援団体が行っていた、夜の繁華街に停めた大型バスを拠点とする青少年へのアウトリーチ活動です。このバスでは、温かい食事や生活に必要な物品の提供、相談や法的・医療的支援など、家に帰れない若者たちが安心して過ごせる環境が整えられていました。こうした活動を通じて、支援団体のスタッフと10代後半の若者たちとの間に少しずつ信頼関係が築かれ、より深い支援へとつながる土台が作られていたのです。

活動内容

バスカフェ

Tsubomi Cafeは、少女たちが気軽に立ち寄り、それぞれが思い思いの時間を過ごせる場所です。
スマホを充電したい、何か食べたい、ただゆっくりしたい——どんな小さな理由でも、ふらっと立ち寄れます。

夜の街での声掛け

夜の街を巡回し、少女たちを探して、声をかけています。普段、少女たちに声をかけるのは、商品として扱い性搾取することを目的とした人ばかり。
私たちは少女や女性たちに声をかけ、Colaboを知ってもらい、つながる活動をおこなっています。

大切にしていること

「してあげる場」ではなく、
「少女たち自身の場所」に

公的な支援に繋がらない少女の中には、自分の困りごとに気づいていなかったり、諦め感が強かったりして、「相談」や「支援」に抵抗感を持つ人が少なくありません。
そのため、Colaboでは、「大人がしてあげる場」ではなく、「少女たち自身の場所」として、気軽に立ち寄れて、自由に過ごせる雰囲気を大切にしています。

何かあったときに、思い浮かぶ顔に

頼ることができる関係性がなく、性搾取に取り込まれてしまう。だからこそ私たちは、「何かあったとき、あの人なら力になってくれるかもしれない」と思い出してもらえるような関係性を築くことを大切にしています。

これまでの実績

開催数

161

利用者数

4,467

2018年10月〜2025年3月

少女たちの声

私は家に帰れなくて外で過ごしてた時、Colaboに声をかけてもらいました。バスカフェに行った後、シェルターに泊まって今は一人暮らししています。
外にいたとき、他に声をかけてきたのは男の人と、お店(風俗店)の人だけでした。
今も家出したり、暴力から逃げてる子達はたくさんいて、逃げた先でも性暴力に遭っている子たちがたくさんいて、なかには14歳とかの子もいます。
そんななかで助けてくれて、救ってくれるColaboがなくなったらその子達を野放しにしちゃうし、これ以上私たちと同じ想いをしたり、そんな辛い生活してほしくないなって思います。

私はColaboやバスの存在を知った時こんな所が欲しかった!って思ったし見つけた時は嬉しかった。

Colaboは行政に繋がれなかった少女や性搾取の中で生きる少女と繋がっています。

私たちはいつも街で「いくら?」「ホテル行こうよ」と声をかけられています。

Colaboはそういう子たちに安全に過ごせる場所をつくってくれます。

私も、どんな人にも寄り添える人でありたいと思うようになりました。

Colaboの活動には意味があるし私も沢山支えられています。本当に。これからも頑張ろうと思います。

私は今、夜の街でのアウトリーチ・声掛けの活動をしているけど、それはColaboを女の子たちに知らせたいから。

Colaboにきたら普通にご飯を食べられるし、普通に家で寝られるし、普通に生活できるから。

知らない男の家に行って危ない目にあわなくてすむよと伝えています。

他の友達にはなかなか家庭環境の話は言えないけど、Colaboでは同じ環境の人が集まってるから、ぽろっとそういうことも話せたり、話しても驚かないし、食いつきもしないところがいい。気軽に気持ちを吐ける場所があるということに感動。スタッフは、明るい、楽しい、面白い、居心地がいい。なにかやってるときは話しかけてこないし、良い。

バスカフェでは少女のプライバシーを守るために仕切りがされ、外からは見えないですがご飯や物資を貰うたくさんの少女がいます。外からは見えないけれど、この活動のおかげで救われた命がたくさんあると思います。

関連するColabo通信

夜の街から|vol.82 お酒を片手に性売買女性を眺めて消費する男たち(2025年10月29日)

活動レポート

夜の街から|vol.82 お酒を片手に性売買女性を眺めて消費する男たち(2025年10月29日)

夜の街から| vol.81:飛行機で児童ポルノを観た男性逮捕、日本ではありえないフランスの対応(2025年10月8日)

活動レポート

夜の街から| vol.81:飛行機で児童ポルノを観た男性逮捕、日本ではありえないフランスの対応(2025年10月8日)

夜の街から|vol.79 無意味な風営法改正:「売掛」禁止で無銭飲食代請求へ(2025年09月10日)

活動レポート

夜の街から|vol.79 無意味な風営法改正:「売掛」禁止で無銭飲食代請求へ(2025年09月10日)

夜の街から|vol.77 管理売春させられる少女たち(2025年8月13日)

活動レポート

夜の街から|vol.77 管理売春させられる少女たち(2025年8月13日)

夜の街から|vol.78 女性への差別意識を隠さない警察の態度(2025年08月27日)

活動レポート

夜の街から|vol.78 女性への差別意識を隠さない警察の態度(2025年08月27日)

SUPPORT

共に声を上げ、
社会を変える

仲間になりませんか

少女たちを追い詰める社会構造を変えるため、共に声を上げ、共に闘う仲間を募集しています。