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夜の街から|vol.84:2025年12月3日 夜の街での少女たちの喧嘩と女の連帯

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#夜の街から vol.84:2025年12月3日 夜の街での少女たちの喧嘩と女の連帯
報告動画 https://www.youtube.com/watch?v=tpbkFnhcRnU

この日は街に性売買業者や少女を管理売春させている半グレ組織の男たちが多く活動していました。
最近、半グレが私たちに少女たちが接触できないように邪魔してくることが増えています。

一年、三年、声をかけ続けてようやく関わりができるようになることもあります。
路上に立つ多くの少女や女性たちが、ホストやメンズコンカフェなどの男たちにグルーミングされていて、彼らのことを信じて、彼らのために体を売っています。
月に350万円男に渡しているということも珍しいことではありません。

少女や若年女性が、男に買われることでどれだけの金額を得たかで評価される状況のなかで、「うち、結構頑張ってるよ。350も稼いでる」などと言って自分を奮い立たせたり、それが自分の価値や強みだと思うことで生き抜こうとしていることが多くあります。

この日、そういうことを理由に少女や女性たち同士がホテル街で大声で喧嘩をしていました。
おじさんたちに買われる生活をする中で、男社会の価値観を内面化していて、
例えば、男が決めた可愛さに自分が当てはまっているか、他の子はどうなのか、この子はいくらで売られているのかとか、あの子は稼げていないからダメだろうというように、おじさんたちが女の子を評価する目線で自分たちのことを評価をさせられています。

障害や自傷行為の傷があることで「安く」見積もられたり、軽く扱われたり、もっとひどい暴行をしてもいい存在として扱われることも多くあります。そうした買春者たちの価値観、基準で、少女や女性が互いをけなし合うことで、自分を保とうとしたり、女の子たち同士がつながれないような状況が、性売買の現場では作られます。

20歳になったら人生終わり、25超えたらおばさんだから死のう、と思わされている中で、そうではない選択肢や生き方や価値観を広げていきたいと思います。

この日、バスカフェに来て、2年ほどの付き合いになる子が「ここに来て視野が広がった」と話していました。
「Colaboに来て、彼氏のために体を売るってことが、当たり前のことじゃないと知った」「ひどいことなんだとわかった」と言っていました。周りもみんなそれが当たり前だから、当然のことだと思っていたと、他の子も同じことを言っていました。

男社会の構造から少女たちが抜け出せるようにするためには、そういう価値観を壊していくためには、性搾取が当たり前ではないことを伝え続けること、私たちがここにいることを示し続けることが、大切です。

動画では、夜の街での少女たちとおばちゃんの連帯について話しました。

もうすぐ年末です。Colaboは年末年始に向けて、毎年とても忙しくなります。
寒くなる中、安心して過ごす家がない子たちの状況が悪くなる時期です。
少女たちと過ごすクリスマスや年末年始をご寄付で支えていただけたら嬉しいです。

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