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団体概要・情報公開

団体概要

名称 一般社団法人Colabo
代表者 仁藤夢乃
活動開始・設立 2011年5月1日 任意団体として活動を開始
2013年3月1日 法人格を取得
事業内容 社会的孤立状態や、経済的困窮状態にある人を支援する。特に10代の少女に対して、相談事業、生活支援、社会的処遇の改善、地域生活の安全等に関する支援事業を行い、すべての人が「衣食住」と「関係性」を持ち、困難を抱える人が搾取や暴力に行き着いたり、人権を脅かされたりすることなく、健康で文化的な生活を送ることのできる社会を創造することを目的とする。
(1)相談事業(面談、出張相談、電話・SNS等を通じての相談等)
(2)巡回事業(繁華街や地域の巡回、SNS等におけるサイバー巡回等)
(3)基礎的支援事業(一時シェルターの運営、一時保護、食事提供、物資提供、風呂の提供、同行支援等)
(4)居場所づくり事業(自助グループの運営、食事会・イベント・体験学習会・研修の開催等)
(5)自立支援事業(自立支援寮の運営等)
(6)就労支援事業(就労の相談、商品開発・物販等の就労体験等)
(7)支援者養成事業(研修の開発・実施等) 等

役員

代表理事 仁藤 夢乃
副代表理事 稲葉 隆久
理事 大学教授|齋藤 百合子
法政大学名誉教授 前総長|田中 優子
弁護士|角田 由紀子
婦人保護施設慈愛寮 元施設長|細金 和子
監事 弁護士|岸本 英嗣

沿革

2011年5月

東日本大震災後、Colaboを立ち上げ

2013年3月

法人化。『難民高校生ー絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』(英治出版)出版

2013年4月

10代の少女たちが立ち寄れる「Colaboスペース」を渋谷に開設

2013年4月

夜間巡回(アウトリーチ)事業、相談事業開始

2013年11月

JKビジネスの実態調査開始

2014年4月

女の子たちによるサポートグループ活動開始、夜の街歩きスタディーツアー開始

2014年8月

『女子高生の裏社会ー「関係性の貧困」に生きる少女たち』(光文社新書)出版

2015年1月

「東京都青少年問題協議会」委員に仁藤が就任、米国国務省人身取引報告書に初めて調査協力

2015年5月

少女たちが自ら、夜間でも駆け込める日本ではじめての「一時シェルター」開設

2015年9月

NHKハートネットTV「ブレイクスルー」、クローズアップ現代で特集

2015年10月

児童買春・児童ポルノ・人身取引に関する国連特別報告者と面会・調査協力

2016年3月

10代のメンバーと共にタイ研修へ。元ストリートチルドレンの青年たちと交流

2016年4月

中長期シェルター(シェアハウス)開設

2016年8月

企画展「私たちは『買われた』展」初開催

2016年10月

ETV特集「私たちは買われたー少女たちの企画展」放送

2017年9月

中長期シェルター(シェアハウス)を増設し、計2軒6部屋に

2018年7月

厚労省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」構成員に代表・仁藤が就任

2018年10月

厚労省・東京都「若年被害女性等支援モデル事業」にColaboが選定、バスカフェ『TsubomiCafe』開始

2018年11月

ソウルにて『私たちは買われた展』日韓展開催

2019年1月

一時シェルター増設、2物件に

2019年7月

中長期シェルター(シェアハウス)増設し、3軒(9部屋)に

2019年11月

「世界シェルター会議」(台湾)で企画展示、講演

2019年12月

「当事者主体の支援のあり方に関する日韓シンポジウム」開催

2020年3月

新型コロナウィルスによる外出自粛要請により相談が2.5倍に急増

2020年6月

中長期シェルター(シェアハウス)増設し、4軒(12部屋)に

2020年11月

中長期シェルター(シェアハウス)増設し、5軒(15部屋)に

2021年4月

厚労省・東京都から委託を受けたモデル事業が「若年被害女性等支援事業」として本事業化

2021年5月

新宿歌舞伎町に活動拠点を新設、若年女性に対する支援の在り方に関する調査研究チーム立ち上げ

2021年8月

性売買経験当事者ネットワーク「灯火」立ち上げ

2022年2月

若年女性の自立を支える居住支援のためのアパート(8部屋)建設

2022年4月

脱性売買相談所「女性人権センターKEY」立ち上げ

2022年5月

「女性支援法」成立、AV新法反対アクション

2022年9月

11年の歩みを少女たちとまとめた書籍
『当たり前の日常を手に入れるために-性搾取社会を生きる私たちの闘い』(影書房)出版

2022年11月

厚労省「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」構成員に代表仁藤が就任

2024年1月

能登被災地支援開始

受賞歴

2015年 ・エイボンプロダクツ「エイボン女性年度賞」
・日経ビジネス「次代を創る100人」
・文藝春秋「日本を代表する女性120人」
・日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー「若手リーダー部門」
2019年 Forbes Under30 Asia 2019社会起業家部門
2021年 国際女性デーHAPPY WOMAN AWARD 2021 for SDGs
2023年 社会デザイン学会「社会デザイン奨励賞」

メディア掲載

2025.11.29 生活ニュースコモンズに掲載『買春処罰だけでなく、売春女性の非犯罪化や支援強化を 文京区タイ人少女人身取引事件から考える』
2025.11.21 共同通信で報道『包括的な人身取引禁止法を タイ少女被害で緊急集会』
2025.11.21 神奈川新聞に掲載『人身取引テーマの院内集会 買春処罰と売る側の非処罰、支援の必要性訴え』
2025.11.21 日本テレビで報道『タイ少女“性的接客”事件受け…政策提言考える集会』

活動・決算報告書

2024年度

800名以上の少女たちと出会い、関わりました。
新宿歌舞伎町では、円安の影響もあり、世界中から買春者が集まっています。
同時に、性売買に関わる少女の低年齢化も進んでいます。
24年度も、公的な援助がないなかで、市民の方々からのご支援に支えられて活動を続けることができました。

2023年度

22年度に発生した深刻な妨害の影響が続く中でも、自主事業として活動を続け、900名の少女たちと出会い、関わりました。
妨害の影響により、複数のシェルターの閉鎖や移転を余儀なくされ、少女たちに大きな喪失感を与えました。誹謗中傷等の加害者らに起こされた裁判(24年度までに判決の出た15個全てで勝訴)にも多大な労力と費用がかかっています。

2022年度

1,018名の少女たちに出会い、関わりました。若年女性を支える活動をする上で必要な姿勢や知識を体系的に学べる「若年女性支援者養成講座」を開講。性売買を辞めたいと考えている女性のための相談所として「女性人権センターKEY」を立ち上げました。
 日本で初めての女性支援の根拠法となる女性支援法が成立し、代表の仁藤が厚労省の「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」構成員として基本計画の策定にも関わりました。
 性搾取の中にいる若年女性に対する支援の必要性と搾取の実態を訴え続けたことや、Colaboの活動がモデルとなり全国に広がりつつあることなどから、性売買業者や買春者らからの妨害が深刻化しました。「会計不正」などのデマ拡散や無数の誹謗中傷や殺害予告、活動現場での妨害や、スタッフの自宅やシェルターの特定など被害は多岐に渡りました。
「会計不正」などの事実がないことは東京都に対する監査結果でも報告されています。また、デマ拡散や誹謗中傷の加害者らとの関連の裁判では24年度までに15個全てで勝訴しており、Colaboに不正がなかったことは明らかとなっています。
妨害者に活動報告書が悪用され、新たなデマが生み出される被害が止まらない状況から、2022年度の活動報告書のHP上での公開を控えています。

2021年度

1,672名の少女たちと出会い、関わりました。新たに新宿歌舞伎町に拠点を開設し、少女たちが集ったりくつろげるスペースを性搾取が日本で最も深刻な街につくりました。
モデル事業に取り組んできた東京都の若年女性支援事業が本事業化され、若年女性支援に取り組む団体が少しずつ増えてきました。しかし性搾取のなかにいる少女たちとの関わりはさまざまなリスクや危険が伴う等として敬遠されており、性搾取の構造を変えることを見据えて業者や買春者と対峙する活動を広げる必要性を改めて認識しました。

10周年記念誌 活動する人・支える人特集2021

2021年5月に活動10周年を迎え、記念誌を作成しました。これまで活動を共にしてきた方々と10年間のあゆみを振り返り、スタッフの想い、Colaboの社会的意義とこれからをまとめました。

2020年度

コロナ禍で貧困が拡大、支援を控える団体も相次いだことや、若年女性を支える活動が他に乏しかったことから相談が急増し1,500名ほどの女の子たちと出会い、関わりました。住まいや宿泊場所を失った少女だけでなく、20代の女性からの相談も急増し、シェルターだけでは追い付かないため、ホテルと連携し、96名の方に770泊の緊急宿泊支援を行いました。中長期シェルターは5軒目を開設し、15部屋になりました。

2019年度

中長期シェルター4軒目を増設。夜の街でのアウトリーチ活動に10代の当事者メンバーによる『声掛けチーム』が誕生しました。

2018年度

夜の新宿・歌舞伎町と渋谷で10代女性無料のバスカフェ『TsubomiCafe』をオープンし、アウトリーチを強化しました。Colaboの取り組みの重要性を国が認識し、活動が厚労省のモデル事業となり、活動の一部を都の委託事業として行うことになりました。行政からの委託を受けることが少女たちの不利益につながらないように細心の注意を払いながら、モデル事業を通して、全国各地にColaboのような性搾取のなかにいる若年女性を支える団体が増えればとの想いで受託しました。 代表の仁藤が厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」の構成員を務め、女性支援の根拠法となる女性支援法の制定に向けて、若年女性支援の必要性を活動の実態から訴えました。

2017年度

虐待から逃れるために家を出て性搾取の被害に遭った少女たちが児童相談所等では住まいを提供してもらうことができない状態が続き、中長期シェルターを増設し、職員を2名増員して支援体制を強化しました。夜の街にいる少女たちの存在や性搾取の実態が社会に認識されておらず、若年女性に対する支援の枠組みがないなか、市民の方からのご寄付で事業を発展・継続させてきました。

2016年度

児童買春の実態を伝えるために少女たちが声をあげ、「私たちは『買われた』展」を開催しました。前年度に開設した一時シェルターでの保護後も、公的枠組みの中では、虐待や性搾取の被害を経験した少女たちの暮らせる場所が見つからないため、自立支援シェアハウス(中長期シェルター)を開設しました。

2015年度

日本で初めて、少女たちが夜間でも自ら駆け込める一時シェルターを開設し、少女たちの保護や宿泊支援、居場所支援を行える環境を整えました。

2014年度

コラボは2011年に設立し、2013年に法人化しました。 2014年度、初めてこのような形で活動報告書を作成し、これまでの活動の歩みをまとめました。

SUPPORT

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