HANAの「BAD LOVE」をYouTubeで聞いたら、コメント欄に「blue jeansのあの男とは別れたのか！よかったよかった」みたいなコメントがいくつかあって、思わずクスっとしてしまいました。

芸能人を所有物のように捉えて「一人の男のモノになったから嫌」というニュアンスではなく、「男なんて要らないよ」的な感じだった点に、HANAのファンの感度の高さを感じました。

前作の「Blue Jeans」が、オリコンランキングで女性グループ史上初の8週連続1位を獲得しましたが、HANAやXGの多様性は、自分の子供時代に活躍していた著名女性グループの単一性と比較すると、隔世の感があります。

権力ある男たちが決めてきた美の基準や、「女性の正解」がいかに狭隘なのだったかよくわかるし、それを思春期に叩き込まれていまだに苦しむ人もいるはずです。

それに対して、思春期真っ盛りの時期にそういうではない新しいアーティストに触れることができる子どもたちには、とても良い影響があるのだろうなと思いました。（スタッフ H）