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明治学院大学国際平和研究所『PRIME』No.49に書評を書きました|『玩月洞の女たち:韓国の性売買サバイバーとともに歩んだ女性連帯の記録』(現代人分社)

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仁藤が研究員として所属する明治学院大学国際平和研究所(PRIME)の紀要『PRIME』第49号

『玩月洞の女たち:韓国の性売買サバイバーとともに歩んだ女性連帯の記録』(現代人分社)の書評を書きました。

>本書は、韓国最大級の性売買集結地である釜山の玩月洞で、性売買業者の不当な搾取と抑圧に苦しむ女性たちへ支援を行ってきた活動家による20年の記録だ。

玩月洞は、日本の植民地時代に遊郭として作られ、女性を管理し、商品として売り出すことで発展した。はじめは、日本人男性が日本人女性を連れて来て、その後、朝鮮人女性も取り込み、朝鮮を支配する統治手段として性売買が利用された。日本からの解放後も、玩月洞は国連軍の慰安所、米軍と日本人を相手とする外貨稼ぎの手段として活用され、韓国政府が韓国社会の家父長制をより強固にする手段として、女性の性を搾取してきた場所である。韓国では、そのようにして日本式の性売買が広がった。(本書6-7項)

2000年から2002年にかけて、玩月洞を含む複数の性売買集結地で火災が起き、20名以上の性売買女性が亡くなった。残された女性の日記などから、女性たちが借金を背負わされ、内側から窓も開かない状態で店に監禁され、何重にも重なる暴力と搾取のなかで性売買させられていたことが発覚した。そうした実態に気づいた女性たちが怒りの声をあげ、大きな女性運動となり、韓国では2004年に業者と買春者を処罰する性売買防止法が制定された。著者たちの運動によって、現在は国家や地方自治体の財政支出の下で、性売買女性の脱性売買支援が行なわれている。その一つが、本書の著者が代表を務めた「サルリム」である。

日本でも、2001年に歌舞伎町のビル火災で性売買女性が亡くなったが、韓国のような運動は起きなかった。それが、女性が抑圧され、性売買が当然のものとして容認され続けてきた日本社会の現実だ。(続く)

たくさんの方に読んでいただきたい一冊です。

http://www.genjin.jp/book/b660016.html

『玩月洞の女たち』著者のチョン・キョンスクさんにお話を伺ったシンポジウムの様子はこちらからご覧ください。

性売買問題を考えるシンポジウム| 第一回 『性売買の現実を変えるために〜性売買サバイバーとともに歩む日韓の活動現場から』

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