お知らせ

「若年女性支援団体に対する深刻な妨害に対する東京都の対応に関する記者会見」ご報告
虐待・性搾取等の被害若年女性を支援する一般社団法人Colaboが、昨年夏以降、SNSやインターネット上での膨大なデマ、中傷、嫌がらせ等を受けています。実際の活動への実害も生じており、若年女性救出活動として10代女性に対する食事や居場所の提供活動で使用しているバスが切り付けられたり、シェルターの場所を特定しようとするストーカー行為などの被害を受けています。
Colaboは、2018年から東京都の若年被害女性支援事業の委託を受けて、夜の新宿歌舞伎町等で、公的支援に繋がれずに街をさまよう少女たちと繋がるアウトリーチ活動を行ってきました。
活動現場に深刻な妨害があったことから、東京都に安全対策を求めていましたが、2022年3月、東京都は被害者であるColaboに対して活動中止を求めました。
2023年度から若年女性支援事業は補助金化され、公表された要綱では、東京都が求める場合に少女たちの情報を民間団体が東京都へ開示しなければならないとなっていることなどから、Colaboは申請しませんでした。
若年女性支援事業では、過去の行政の不適切な対応などから公的機関につながることに不安を感じている女性につながることを目的に活動してきましたが、新たな補助金の要綱では、そうした女性たちが安心して支援につながることができないものとなっています。
2022年5月に成立した女性支援法でも、官民の協働と対等な関係性がうたわれていますが、この間の東京都の対応からはそうした姿勢は見られず、今後の若年女性支援事業全体への影響を危惧しています。この間の東京都の対応や、新たな補助金の問題点について、記者会見を行いました。
■会見動画をこちらからご覧いただけます。https://youtu.be/nK0XiG3UYV0
■会見の文字起こしはこちらからお読みいただけます。
■会見の内容
・補助金要綱の問題点について
・若年女性支援事業でどのような少女たちとつながってきたのか
・妨害に対する東京都の対応について
・質疑応答
■配布資料
・資料1「東京都若年被害女性等支援事業実施要綱」(2023年4月21日、東京都)
・資料2「東京都若年被害女性等支援事業における実施方法の変更について」 (2023年3月20日、東京都)
・資料3「新宿区役所前での3月22日のバスカフェ開催、また4月以降の継続についての要望書」(2023年3月20日、Colabo)
・資料4「東京都若年被害女性等支援事業における実施方法の変更について」(2023年3月27日、東京都)
・資料5「東京都への(上記資料4に対する)回答書」(2023年3月28日、Colabo)
・資料6「「若年被害女性等支援事業」への妨害行為等への対応について」(2023年3月31日、厚生労働省)
・資料7「東京都の対応の問題点—女性支援法に照らし合わせて」(2023年6月1日、Colabo)
■メディア掲載
・女性支援団体 東京都の支援受けず寄付金などで活動へ(NHK) 動画はこちら
・「支援、成り立たない」Colaboが都の事業内容変更を批判(朝日新聞)
・補助金受けず女性支援継続へ Colabo「個人情報守れない」(産経新聞)
・Colaboの支援活動、寄付金で継続 都への補助金申請を断念(毎日新聞)
・被害女性支援のコラボ、補助金申請せず 自主事業で継続(神奈川新聞)














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