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性搾取

本日、Colabo代表・仁藤夢乃の新刊『性売買を固持する権力ーー少女たちの性が「買われる」現場から』(新日本出版社)が発売されます。
仁藤は15年以上、性搾取のなかにいる少女たちと関わってきました。そのなかで問われ続けてきたのは、少女たちの行動でした。しかし本当に問われるべきは、「なぜ少女や女性を買い、利用する大人たちがこれほど存在するのか」「なぜその責任が問われないのか」ということです。本書では、その現実を支え、正当化し、見えなくしている「権力」の正体を考えます。
昨年出版した『バカなフリして生きるのやめた――10代から考える性差別・性暴力』では、少女たちがなぜ性的に商品化されるのか、誰が性を買い、その構造をつくっているのかを問いかけました。その問いをさらに掘り下げたものとなります。
本のタイトルにある「性売買を固持する権力」とは、国家や政治だけを指しているのではありません。女性を買う人、性売買によって利益を得る業界、それを「ビジネス」や「文化」として正当化する言説、問題を見えなくするメディアや行政、そして、それを見過ごす私たちの社会そのものです。
現在、売春防止法の見直しや買春処罰について議論が始まっています。しかし、買う側を処罰するだけでは十分ではありません。買われる側の女性を処罰せず、性売買から離れたい人が生活を立て直せる支援をつくり、女性が性売買をしなくても生きていける社会にすることが必要です。
この本を通して、少女や女性の性が「買われる」現実を支えているものの正体を、一緒に見つめてもらえたらと思います。
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『性売買を固持する権力――少女たちの性が「買われる」現場から』 |
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