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記者会見
裁判報告

2026年9月18日、司法記者クラブにて、Colaboおよび代表・仁藤夢乃に対するデマ・誹謗中傷をめぐる2件の判決について、記者会見を行いました。今回の2件の判決で、Colaboがデマや誹謗中傷などをめぐって提起してきた裁判での勝訴は、30件となりました。
10年以上前からColabo・仁藤へのデマ・誹謗中傷を繰り返してきたXアカウント「やん」(@skd7)に対する訴訟では、仁藤に66万円、Colaboに134万円、合計200万円の支払いを命じる判決が言い渡されました。
また、川崎市議・浅野文直に対する訴訟では、東京高裁が一審に続いて発言の違法性を認め、Colaboへの22万円の支払いに加え、違法と認定された発言を含む動画部分の削除を命じました。
会見では、2件の判決の内容とともに、デマや誹謗中傷が少女・若年女性への支援活動にもたらしてきた深刻な影響、そして「女性支援への攻撃が金や票になる社会を変えたい」という思いから、Colaboが裁判を続けている理由について話しました。
▼会見動画はこちら
■ 10年以上前からColabo・仁藤へのデマ・誹謗中傷を繰り返してきた「やん」に対する判決
X(旧Twitter)上で「やん」@skd7 のアカウントを使用し、10年以上前からColaboや仁藤に対するデマ・誹謗中傷を繰り返してきた男性に対する訴訟では、被告に対し、
・仁藤夢乃へ66万円
・Colaboへ134万円
の合計200万円の支払いが命じられました。
訴訟の対象となった11投稿のうち、ほぼすべてについて違法性が認められました。
被告は「女性の人権を踏みにじって食い物にしてきたColabo」「人権ヤクザ」などと投稿。
裁判では、仁藤が15歳のときにメイドカフェで働き、性の商品化や性搾取の実態を目にしたという自身の経験についても「嘘」であるなどと主張していました。
判決はこうした被告側の主張を認めず、「人権ヤクザ」などの表現について、Colaboや仁藤が支援対象の女性たちを利用し、その犠牲のもとに不当な利益を得ているとの印象や、犯罪行為に匹敵するような悪質な行為をしているとの印象を与えかねないことなどを指摘しました。
■ 川崎市議・浅野文直に対する訴訟の東京高裁判決

浅野文直・川崎市議が、Colaboについて「福祉を食い物にしている」「二重帳簿をつけている」など、事実に反する発信を行ったことをめぐる訴訟では、東京高裁が一審に続いて発言の違法性を認めました。
高裁判決では、
・Colaboへ22万円の支払い
・違法と認定された発言を含む動画部分の削除
が命じられました。
浅野議員は2023年の川崎市議会議員選挙で、街宣車やタスキ、ポスターなどに「Colabo疑惑追及」と掲げて選挙運動を行いました。
現職の政治家が「疑惑」として発信することで、事実ではない情報に信憑性が与えられ、それを信じた人々によるさらなるデマや誹謗中傷の拡散、実際の活動現場への妨害にもつながりました。
Colaboは殺害予告を受けたり、デマを信じた人々が活動場所に押しかけたりするなど、少女たちへの支援活動そのものを妨害されてきました。
今回、高裁が動画の削除まで命じたことには大きな意味があると考えています。
一方で、こうした現実の被害や、政治家による発信の影響の大きさに対して、22万円という賠償額はあまりにも低く、被害に対する裁判所の認識は依然として不十分だと考えています。
今回、同じ時期に判決が出た「やん」による投稿も、浅野議員による発信も、Colaboが女性支援を利用して不当に利益を得ているかのような印象を与えるという点で、同じ性質のものでした。
一方では200万円の賠償が命じられ、政治家である浅野議員については22万円にとどまりました。
裁判では「公益目的」を理由に浅野議員の責任を低く認定しました。
私たちは、政治家だからこそ、その影響力や責任を鑑みても、事実ではない情報を意図的に発信することはより厳しく問われるべきだと考えています。
■ なぜColaboは裁判を続けるのか
Colaboが特に深刻だと考えているのは、こうした攻撃が、支援を必要としている少女や女性たちにも影響を及ぼすことです。
Colaboにつながる少女たちの多くは、それまで頼った大人や制度から傷つけられ、「誰を信じたらいいのかわからない」という状況にあります。
そうした少女が、ようやく誰かを頼ろうと思ってColaboについて調べたときに大量のデマが出てくれば、「ここも信用できないのではないか」と、つながろうとした手を引っ込めてしまうことがあります。
支援団体の信用を壊すことは、その団体だけを攻撃することではありません。
その先にいる、今まさに助けを必要としている人たちが支援につながる道まで壊すことです。
女性支援への攻撃や、女性の人権のために声を上げる人への誹謗中傷が、アクセス数や再生数を稼いで「金」になり、政治家にとっては注目や支持を集める「票」になる。私たちは、そうした社会のあり方そのものを変えたいと考えています。
誰かを攻撃すればするほど注目され、お金になり、票になるのであれば、同じことをする人はまた現れます。そして、その標的にされるのが、声を上げる女性や、女性の人権を守ろうとする活動です。
判決が出ても、ネット上に広がったデマがすべてなくなるわけではありません。長年にわたって傷つけられてきた信用、妨害や裁判への対応に費やした時間や費用、そして少女たちが安心して過ごせるはずだった時間も戻ってきません。
現在もColaboには、怪文書の送付、殺害予告、爆破予告などの嫌がらせが続いています。
今後も、嫌がらせや業務妨害に対して警察への相談や裁判を含め必要な対応を続け、虐待や性暴力、性搾取の中にいる少女や女性たちが、誰かを頼ろうと思ったときに安心して手を伸ばすことのできる社会を目指して活動を続けます。














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