活動レポート
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夜の街から
性搾取

この日は20人以上の少女たちがバスカフェを利用しました。久しぶりに顔を見せてくれた人もいましたが、半分近くは初めてつながることができた人たちでした。
夜の街で声をかけて出会った中には、「今日は何も食べていない」という人、帰る場所がない人、家賃が払えず1か月後には今の家を出なければならないという人もいました。
バスカフェで食事をしたり、必要なものを持ち帰ってもらいながら、これからの生活について一緒に考えることができました。
一方で、以前よりも心配な状況になっている少女たちもいます。
最近は妊娠や中絶についての相談も増えています。高校生の年齢で性売買に取り込まれていたり、加害者からグルーミングを受けていたり、ホストやメンズコンカフェの男性にお金を渡すために性売買をする状況に置かれている少女たちとも、この日も出会いました。
街に出ると、買春者と思われる男性が100人以上いました。
20歳前後の若い男性たちが、女性たちを見ながら「どれにする?」「これはどう?」などと言い合い、男同士で笑って楽しんでいる姿もありました。
最近、トー横と呼ばれる場所では、テーブルや椅子を置き、警察や警備員が立って、これまでそこに集まっていた子どもたちが滞在しにくい雰囲気がつくられています。
この日も警察官が何人もいて、パトカーも出ていました。
しかし、そのすぐ横ではスカウトやキャッチが女性たちに声をかけていました。
ホストへ斡旋しようとするキャッチが目の前で活動していても、警察は何もしていませんでした。
警察は、路上で性売買の状況にある女性たちを排除したり、取り締まりの対象にしたりします。
一方で、女性たちを性売買へと誘導し、搾取する側の業者が違法な行為をしていても、野放しになっている。
その矛盾を、毎日目にしています。
以前からColaboの活動に絡んできていた、吉本の芸人を名乗るスカウトも、この日また女性たちにホストを斡旋していました。私たちが街に出るたび、この男性による違法の客引きをする様子を確認しています。
警察からは以前、「次に見たら取り締まる」と説明されていましたが、それから長い時間が経っても、彼は変わらず少女や若い女性たちに声をかけています。
バスカフェでは、この日は用意していた食料が入ったコンテナがほとんど空になるほど、多くの人が食べ物を持ち帰りました。
物価高の影響もあり、お米、じゃがいも、パスタ、カレーのルーなど、日々の食事に必要なものを求める人が増えています。
初めて来た人からは、
「こんなところがあったんだ」
「もっと早く知りたかった」
という言葉もありました。
必要な時に、搾取する人ではなく、私たちのような存在につながれるように、これからも街に居続けたいと思っています。
今、日本では売春防止法の見直しに向けた議論が進められています。
そこで私たちが強く懸念しているのは、性売買を女性に対する暴力や人権侵害として捉えるのではなく、路上に立つ女性や勧誘する人を「街の迷惑」として排除すればよいという方向に議論が進んでいることです。
性売買を何の問題として捉えるのかによって、必要な対策はまったく変わります。
女性たちによる「迷惑行為」と考えるのか。
それとも、ジェンダー差別を背景にした暴力や人権侵害だと考えるのか。
Colaboでは検討会に意見書を提出し、「性を売る側の女性を処罰しないこと、買春する側を処罰すること、そして性を売らざるを得ない状況から抜け出すための支援を国家の責任で行うこと」を求めています。
https://colabo-official.net/info/news/20260625.html
性売買から抜け出すためには、安心して住める場所、食事、学校に通うための支援、仕事、医療、法的な支援など、その人の生活全体を支える選択肢が必要です。
今は、Colaboが皆さんからのご寄付によって、そうした活動を一つひとつ行っています。
でも、本来は私たちだけが担うのではなく、国が責任を持って取り組むべきことです。
時間はかかるかもしれませんが、皆さんと一緒に声を上げ、この社会の仕組みそのものを変えていきたいと思っています。
現在、Colaboでは女性人権センター建設プロジェクトの第2回寄付キャンペーンを実施しています。
今回の特別返礼品は、「性搾取に反対するフェミニスト(Feminists Against Sexual Exploitation)」というメッセージを刺繍したTシャツです。
この日もこのTシャツを着て活動しました。
女性や少女が性搾取されることを当たり前にしない。
買春する側ではなく、性を売らざるを得ない状況に置かれた女性が処罰される今の社会を変えていく。
このメッセージを、ぜひ皆さんにも一緒に広げてほしいと思っています。
夏休みが近づくと、街には買春者が増え、孤立した中高生を狙う性加害者も活発になります。
一方で、Colaboへのご寄付は毎年夏に減少し、赤字になりやすい時期でもあります。
この日も、皆さんからのご寄付によってバスカフェを開催し、少女たちに食事や生活用品を渡し、これからについて一緒に考えることができました。
少額からでも、継続して活動を支えていただけたら嬉しいです。
▽Colaboへのご寄付・活動支援はこちら
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https://colabo-official.net/lp/donation.html
▽女性人権センター建設プロジェクトへ寄付をする
https://congrant.com/project/colabo/17660?spt_route=o5CAleIWufT5CWyw
社会からの攻撃・妨害に屈しないための女性運動の拠点「女性人権センター」を建設します。
2030年の完成を目指し、現在寄付キャンペーンをおこなっています。「女性人権センター」設立に力を貸してください














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